米国スーペリア社の光拡散用の半透明のプラスチックロールです。耐熱性に優れた高級素材。
サイズ: 1.25m x
5m
透過率:67%
厚さ:0.075mm
両面が無反射のマット仕様
紙製ではなく薄いプラスチックのような素材ですので、ハサミで簡単に切れ、水に濡れても安心です。
オリジナルのディフューザーパネルを作ったり、光を透過させた背景として活用することも可能です。
そもそもディフューズとは???
「拡散光」です。
つまり被写体に直接光をあてず拡散させた光を照射することです。
影が色濃く残った写真やコントラストの強い写真を見ると無意識のうちに
被写 ・・・ 体が硬い、硬そう、柔らかくはなさそう、などという印象を持ってしまうものなのです。
拡散光の作り方
ライト直射撮影をご覧ください
陰影がきつく影がクッキリです。
そこで「ディフューズ」の登場です。今回はトレーシングペーパーなどを使用した方法です。
[1] → ビニール(アキレスフィルム・梨子地)
[2] → トレーシングペーパー
[3] → プラスティックディフューザー(アートレ)
トレペについて
これは名前の通り「トレーシングペーパー」のことを指しますが、紙ではなくビニールやプラスティック状の物も含め総称でトレペと呼んだりもしますが、
現場での使い分けとしては紙製を「トレペ」、
プラスティック製は商品名の一部である「アートレ」、
アキレスフィルムなどの柔軟性があるディフューザーは「ビニール」などと呼ばれています。
これらはどれも半透明な乳白色をしておりますが、それぞれに固有の透明度があり、写真からも[1]、[2]、[3]の透明度、乳白度、透け具合の違いがわかるかと思います。
透明に近ければ当然あまり光を拡散せずに硬い光となり不透明度、乳白度合いが上がればそれだけ拡散した柔らかい光となります。
トレーシングペーパーは、値段もお手頃でサイズも多く一番身近なディフューザーではないでしょうか。
●トレーシングペーパー↓ / 紙の目が写り込みます
●アートレ↓ / フィルムのため目が写り込まずなめらか
トレペこれ以外に良いところは・・・
その1:ライトとトレペの距離を自由に調整できる (ライト直付けでは物理的にトレペとライトの2点間距離は調整できません)
その2:値段も手軽で持ち運びが楽な点
特に重要なのは「その1」、位置関係を自由に調整できることです。
距離の調節により光質(柔硬)を調整できる点です。
硬いライトが欲しい時は、トレペに近づけ
柔らかくしたいい時は離す
商品の質感を出したい時は、
「ライトをトレペに近づけ硬いライト」で。
陰影を少なくして全体の商品像をくまなく見せたい時には
「トレペから離して陰影を少なくして柔らかいライト」で。
この柔軟さ、応用力がトレペにはあります。
拡散光の作り方 / パラソル+トレペ
撮影用のパラソルとは主に光源に直接マウントし、傘の内側で光を反射または透過させ被写体に照射する機材です。
(1)白パラソルのみで撮影
(2)乳白パラソル + トレペ
(3)銀パラソル + トレペ
非常に微妙ですが上の乳白パラソルよりは光質は硬くなっています。
(3)白パラソル + トレペ
三つの中で光質は一番柔らかくなりました。
その他のトレペの使い方
食品を例にパラソルによる見え方の違いをみてみましょう。
(1)銀パラソル
影が強く硬い光質で太陽光を演出。食品の活き活きさを表現。
(2)白パラソル
銀パラソルより影が柔らかくなりました。 無難なライトとです。
(3)透過光パラソル
影の出方から銀パラと白パラの中間の光質。
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