用語 |
定義 |
ハーフトーン |
ミッドトーン、ミドルトーンともいう。階調の中間部分のこと。 |
バーンドア |
フラッドライトやスポットライトの前面に取り付ける遮光板のこと。黒く塗装された板を、上下左右に4枚、もしくはどちらかに2枚備え付けたもの。それぞれの板の開きを調節し、不要な照明をカットする働きがある。 |
ハイキー |
画像の主要部分の階調が明部に集中している写真やイラストなどのこと。露光オーバーのことではない。 |
背景紙(はいけいし) |
商品や人物を撮影する際に、被写体の背後にセッティングする紙製の背景のこと。バックドロップ、バックペーパーとも呼ばれる。布製の背景布というものもある。 |
背景布(はいけいぬの) |
商品や人物を撮影する際に、被写体の背後にセッティングする布製の背景のこと。バックドロップとも呼ばれる。紙製の背景紙というものもある。 |
ハイライト |
被写体のもっとも明るい部分のこと。 |
バイキューブ |
ストロボ発光管が二つあるタイプの発光部。並列に接続して使用すると、閃光時間が約半分に短縮されるため、ファッション撮影などで使用される。 |
バウンス板 |
光を反射させる板。折り畳み式のものや、板状のものもある。レフ板も参照。 |
バウンス光(バウンスライト) |
バウンスとは跳ね返るの意。間接照明のひとつで、被写体に直接光を当てずに、いったん反射面(天井、壁、反射板、アンブレラ、ケント紙など)に反射させて作る光をいう。直射光よりも柔らかく、拡散されている。 |
バウンサー |
ストロボ光を反射させて、拡散した柔らかい光を作るための撮影用品。 |
白熱電球 |
タングステンライトに同じ。 |
バックドロップ、バックペーパー |
背景紙に同じ。 |
バックライト |
ライティングを構成する際に、被写体の背後から照らす光源、ライト位置のこと。逆光のこと。リアライティングともいう。 |
バックグラウンドライト
| ホリゾントライトに同じ。 |
ハニカムグリッド |
スポットライト効果を出すために使われるアクセサリー。蜂の巣状の形状で、目が細かいものから粗いものまであり、細かいものほどスポット効果が高い。 |
バラスト |
HMIライトのための電源コンバーターのこと。 |
パラソル |
アンブレラに同じ。 |
バリエーター |
ストロボ出力を調節するボタンやつまみのこと。 |
ハレーション(halation) |
強い光が当たった部分の周囲が白くぼやける現象。感光乳剤の層を通った光が反射して、再び感光層に作用すること。 |
ハロゲンランプ (halogen lamp、ハロゲンバルブ、ハロゲン電球) |
光力が大きく、大変明るいタングステンタイプの電球の一種。タングステンフィラメントを用いていることではタングステン電球の一種であるが、電球の中に沃素、臭素、塩素などのハロゲン元素を混ぜることにより、高温で蒸発したタングステンを再びフィラメントに戻す「ハロゲンサイクル」と呼ばれる現象を起こし、光量の増加と寿命の延長を可能したものがハロゲンランプである。タングステンランプよりも小型で寿命も2倍になるが、非常に高温になるのが欠点で、撮影者にとっても被写体にとっても注意が必要となる。色温度は3400kが標準である。 |
バンクライト |
ライトバンクに同じ。 |
反射傘 |
拡散光源や点光源の光を効率よく反射させるための照明用具で、円形やお椀型など、用途別に様々なタイプがある。 |
反射光式露出計 |
カメラの位置から被写体に向けて構え、光が当たっている被写体の明るさ(輝度)を測定するタイプの露出計である。カメラに内蔵されている露出計も反射光式である。TTLカメラにおいては使用レンズの画角がそのまま受光角となるが、単独露出計の場合は受光部の受光角の大きさで被写体による測光精度が決まる。反射光式露出計は、照度が一定でも、被写体の反射率(輝度)が違うと異なった露出値を示す特性があることを知っておくべきで、輝度差の大きい被写体の場合は、中性灰色の18%標準反射板をカメラの位置で計測する方法がとられる。 |
被写界深度(ひしゃかいしんど) |
被写体にピントを合わせると、被写体だけではなく前後のある範囲にもピントが合っているように見えるが、この被写体の前後のピントが合う範囲を被写界深度という。レンズを絞り込む(F値を大きくする)と被写界深度は深くなり、レンズの絞りを大きく開ける(F値を小さくする)と被写界深度は浅くなり前景と後景がボケる。 |
被写体光域 |
ハイライトからシャドーに至る被写体のもつ明るさの範囲のこと。その幅は真白のケント紙の反射率90%から真黒のビロード布地の反射率3%まで、輝度比にして32:1、絞りの目盛で5絞り(5EV)で、モノクロ写真の調子再現域に相当する。カラー写真の場合は一般的に4:1が適当である。 |
標準反射板 |
グレーカードに同じ。 |
ピンスポットライト |
スポットライトの狭い照射角をさらに狭め、鋭い光線に絞ったライトのこと。 |
俯瞰撮影(ふかんさつえい) |
被写体を見下ろす角度からの撮影のこと。被写体の真上にカメラをセットする場合を真俯瞰(まふかん)という。 |
フラッシュメーター(ストロボメーター) |
1/1,000秒とか1/10,000秒、さらに10万分の1秒といった瞬間光に応答し、その光量を正確に測定可能なストロボ撮影用の露出計のこと。ストロボメーターともいう。 |
フラッシュ・バルブ |
閃光電球に同じ。 |
フラッドライト |
被写体を広く均一に照明するライトのこと。被写体全体をやわらかく、ムラなく照明するので、基本的なライトとして人物撮影や商品撮影まで広く使われる。 |
フラッドランプ |
被写体を広く照明するためのリフレクターランプ。照射角度が60〜80°のものが一般的であるが、照射角度100°の超散光型もある。、ワット数は150〜500wまでが一般的である。ストロボが主体になっても、ピント合わせやライティングをチェックする際にも使われる。 |
フレネルレンズ |
フランスの物理学者オーギュスタン・ジャン・フレネル氏によって発明された照明系のレンズで、灯台や投光器などに用いられるが、写真用機材としては、スポットライト用のレンズとして使用される。 |
フレンネルスポット |
フレネルレンズを用いたスポットライトのことで、光源位置を操作して、狭角から広角に照射できる。 |
フィルインライト |
補助光線を意味する。サブライトとも呼ばれる。メインライトを補助するライトで、主に暗部のディテールがつぶれることを防ぐために使われる。通常、メインライトよりも弱い光を用い、レフ板を使用することもある。 |
ブーム |
ストロボなどの照明機材を、被写体のトップに設置するための棒状の装置。被写体の上方から下方に向けて光線を当てる際に使用される。ミニブームと呼ばれる小型のタイプもある。 |
フォトディマー |
調光器に同じ。 |
ブラックライト |
紫外線ライトのこと。蛍光灯の蛍光塗料の代わりに紫外線を通す濃い青色の塗料を塗ったもの。 |
フラットライティング |
ブロードライティングとかべた光とも呼ばれるライティング手法。被写体全体を明るく影が出ないようにする照明で、平面的で立体感のない写真になる欠点があるが、その被写体の明暗濃淡色彩を客観的に説明するための照明として使われることも多い。 |
フラッドランプ |
被写体を広く照明するためのリフレクターランプ。照射角度が60~80°のものが一般的であるが、照射角度100°の超散光型もある。、ワット数は150~500wまでが一般的である。ストロボが主体になっても、ピント合わせやライティングをチェックする際にも使われる。 |
ブラケット |
カメラの横にストロボを装着するための撮影用品。C型、I型、L型などがある。 |
フリッカー(flicker、フリッカ) |
フリッカー(flicker、フリッカ)は、蛍光灯やブラウン管を用いたディスプレーに発生する細かいちらつき現象のこと。原義は「明滅」「ゆらぎ」。動画撮影の場合、商用電源周波数が50ヘルツ圏内(東日本)で蛍光灯を使用すると、ちらつきが発生する可能性があり、商用電源周波数が60khz圏内(西日本)では動画撮影に蛍光灯を使用してもフリッカーの影響はない。ただし、蛍光灯ライトでも、高周波数を送り込むインバーター(安定機)が内蔵されているタイプだとフリッカーの影響は受けない。 |
フレアー |
撮影時に、非常に明るい光源がレンズに向けて当てられている時に生じる光の反射像のこと。画像や映像が白くぼやけたり、円や弧状の白い斑点が現れる場合もある。ゴースト、ゴーストイメージとも呼ばれる。 |
プレーンライト |
被写体の前面45度の方向と高さから照明するもっとも標準的な採光方法で、明部と暗部の比がバランスよく、適度な立体が得られやすい。 |
ブロアー |
カメラやレンズに付着したホコリを吹き飛ばすための道具。通常、球状のゴム製で、握ると先端ノズルから空気がでる構造になっている。 |
フロントライト |
正面光線のこと。被写体の正面中央から向けられた光で、全面を明るく見せるが平面的になりがちで、立体感が乏しくなる。形を正確に表現する際に用いられる採光方法である。 |
フットライト |
下方光線のこと。被写体の下方より上向きに当てられる光線。 |
ヘアーライト |
ポートレート撮影で多用されるアクセントライトのひとつ。スポットライトを人物の上方から髪に照射して光らせ、活き活きしたツヤを演出する効果がある。また、黒い背景では黒髪が背景に溶け込んでしまうのを抑える効果などがある。 |
ベアバルブ |
リフレクターを外した状態のストロボ発光管から出る光。 |
ポールキャット(オートポール) |
オートポールに同じ。 |
ホットシュー |
一眼レフカメラやコンパクトカメラなどに装備されたアクセサリー接続用の端子。ストロボや水準器などを装着する際に使用される。アクセサリーシューとも呼ばれる。 |
ホットスポット |
ライティングの用語では、もっとも光が集まって明るくなっている部分をいう。 |
ホリゾント |
スタジオで使われる背景用の布製の幕または壁のことである。通常、壁と床面の境界線を曲面でつくり、カメラ側から見てつなぎ目が見えない設備になっている。 |
ホリゾントライト |
スタジオや舞台に置かれたホリゾントを照明する器具。 |
ホワイトバランスカード |
デジタルカメラの正確なホワイトバランスを調整する際に用いられるホワイトボードのこと。可視域全体にわたってフラットな分光反射率をもち、純度の高いホワイトバランス調整が可能。 |